息の跡

監督/撮影/編集

小森はるか(こもり・はるか)

1989年静岡県生まれ。映像作家。映画美学校12期フィクション初等科修了。東京芸術大学美術学部先端芸術表現科卒業、同大学院修士課程修了。これまでの監督作品に、『oldmaid』(09/映画美学校修了制作)、『彼女と彼女たちの部屋』(09/イメージ・フォーラムフェスティバル2010にて上映)、『the place named』(12/『桃まつりpresents すき』の一篇)、『あいだのことば』(12/『星空と路』にて上映)など。
2011年4月に、ボランティアとして東北沿岸地域を訪れたことをきっかけに、画家で作家の瀬尾夏美と共にアートユニット「小森はるか+瀬尾夏美」での活動を開始。翌2012年、岩手県陸前高田市に拠点を移し、風景と人びとのことばの記録をテーマに制作を続ける。2015年、仙台に拠点を移し、東北で活動する仲間とともに記録を受け渡すための表現をつくる組織「一般社団法人NOOK」を設立。主な展覧会などに「3.11とアーティスト|進行形の記録(水戸芸術館)」、「Art action UK レジデンシープログラム(HUSK Gallery/ロンドン)」、「記録と想起  イメージの家を歩く(せんだいメディアテーク)」「あたらしい地面/地底のうたを聴く(ギャラリー・ハシモト)」等。現在は自主企画の展覧会「波のした、土のうえ」、「遠い火|山の終戦」を全国各地に巡回中。
共著に「論集 蓮實重彦」(工藤庸子 編、羽鳥書房 刊)。本作『息の跡』が劇場長編映画デビュー作となる。

プロデューサー

長倉徳生(ながくら・のりお)

1958年東京都生まれ。写真学校を卒業後、フリーカメラマンとして活動。後にアマチュア写真に可能性を感じ、1988年より写真教室の講師を多数経験、現在も継続。96年、佐藤真監督と有限会社カサマフィルムを設立し、共にテレビドキュメンタリーを制作。現在、同社の代表を務める。撮影・編集作品に楠山忠之監督『ひとりひとりの戦場~最後の零戦パイロット』(15)、プロデュース作品に小林茂監督『風の波紋』(15)など。

プロデューサー/編集

秦 岳志(はた・たけし)

1973年東京都生まれ。大学在学中よりBOX OFFICEの映像制作部でテレビ番組、映画予告編、イベント映像制作を担当。同社運営のミニシアター「BOX東中野」の運営にオープン当初より参加。99年よりフリーランスとなり、現在はドキュメンタリー作品と予告編の編集を中心に活動。編集した主な映画作品に、佐藤真監督『花子』(01)、『阿賀の記憶』(04)、『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(05)、ジャン・ユンカーマン監督『チョムスキー9.11 Power and Terror』(02)、小林茂監督『わたしの季節』(04)、『チョコラ!』(08/兼アソシエイトプロデューサー)、『風の波紋』(15/兼アソシエイトプロデューサー)、畠山容平監督『テレビに挑戦した男・牛山純一』(11)、福間健二監督『わたしたちの夏』(11)、『あるいは佐々木ユキ』(13)、『秋の理由』(16)、真鍋俊永監督『みんなの学校』(14/編集協力)、小谷忠典監督『フリーダ・カーロの遺品』(15)など。

整音

川上拓也(かわかみ・たくや)

1984年北海道生まれ。エンジニア職を退職後、2010年度映画美学校ドキュメンタリーコースを受講。NHKドキュメンタリー番組の編集助手を経た後、酒井充子監督『ふたつの祖国、ひとつの愛 イ・ジュンソプの妻』(14)、小林茂監督『風の波紋』(15)などに参加。現在、フリーの録音・編集としてドキュメンタリー作品を中心に活動。